画像をクリックすると拡大画像が別に開きます(案内ページの画像を除く)。

【詳細ノート・ムーミンハウスの配線】 はじめに

【詳細ノート・ムーミンハウスの配線 =全ページの内容=】

  ★ ムーミンハウスの配線(はじめに) 
  ★ 配線計画を立てる
  ★ 模擬配線をしてみる(1) 〜ターミナルと配線ダクトの設置〜 
  ★ 模擬配線をしてみる(2) 〜キッチン天井灯と階段壁灯の取り付け〜
  ★ 模擬配線をしてみる(3) 〜シャンデリア・フロアスタンド・テーブルランプの取り付け〜
  ★ 配線に必要なパーツ

ムーミンハウスの配線(はじめに)

● 目的

この詳細ノートはデアゴスティーニ社(以後D社と表記する場合があります)および週刊ムーミンハウス(同社にて2017年8月より配本中)とは直接関係なく大田個人が公開しているものです。ムーミンハウス(ドールハウス)の本格的な電飾・配線方法について検討し個人的にいくつかのアイデアを紹介します。

ドールハウスの配線方法にはいつでもこれが一番優れているというものはありません。ハウスの構造に左右されるのはもちろんですが作者が何を重視するかによっても採るべき方法は変わってきます。

ここで本格的という意味は「お金をかける」ではなく「将来にわたって維持修理できる(手間をかける)」ということです。言いかえればそれが「大田個人の好み」であります。この詳細ページではムーミンハウスにそのような電飾・配線をするときの計画の立て方、注意点などを解説するとともにいくつかの模擬配線例も紹介するつもりです。

「自分は簡単なライトがつけば十分」とか「面倒なことはしたくない」という方にとっては役立つ情報は少ないかもしれません。しかし一人か二人でもこれを読んで「よしやってみようじゃないか」と挑戦してくださるならばこの拙稿をまとめた意味も出てくるように思います。

ムーミンハウスの構造上の制約が多いため技術的に難しい提案も含まれています。自分に必要なもの(できるもの)だけでも選り分けて電飾付きムーミンハウスの製作に役立てていただければ幸いです。

 

● お断りとお願い

ムーミンハウス配線模型当方は「週刊ムーミンハウス」は購読しておりません。そのためほぼ同サイズの模型(右写真)を作って模擬配線をすることにしました。もし配線に影響するような重大な勘違いなどがありましたらご指摘いただければ可能な限り修正します。

著作権をはじめ第三者の権利については侵害しないよう注意を払っているつもりですが、万一不適切な表記がありましたらご指摘ください。

便宜上当工房販売のパーツを使用して説明することが多くなります。ムーミンハウスに便乗した商品宣伝ではないかと疑われるかもしれませんが実にその通りです。また一方で当方の無知に起因する不適切な(事故につながるような)記述があるかもしれません。

読者諸賢におかれては決して当方の説明だけを鵜呑みにすることなく、適度の批判精神を持ってお読みくださるようお願いします。解説の字句や実例の外観だけを模倣するのではなく、「なぜこうするのだろうか」「別の(自分の)やり方ではなぜいけないだろうか」と考えて、根本にある原理原則を理解しながら進めていただくのがよろしいと思います。

「言われた通りにやったが点かなかった」という場合はご相談ください。その際はおやりになった箇所の写真などを添付していただければ誠心誠意対応させていただきます。

長々と偉そうな口上ばかりで申し訳ありません。いずれ無事電飾付きムーミンハウスが完成しましたら、当HPのオープンギャラリーにも投稿していただければ大変うれしく思います。ご成功を祈ります。

 

詳細ノートの構成

このコラムは削除しました。詳細ノートの構成は各ページ最上部に表示してあります。

 

結論を先に知りたいという方に

● 大田がすすめる配線計画案

「細かい話や面倒なことはいいからとりあえず結論を教えて」という方もいらっしゃるだろうと思います。詳しくは「配線計画を立てる」のページで説明しますが、大田が現時点(2018年4月)で考えている配線計画の概要は次の通りです。ムーミンハウスの構造を考慮しても十分実現可能でレベル的にはやや高いものとなります。

(1) 電圧
12V(ボルト=電圧の単位。いわば電気の強さを表します)を採用します。

QT5151(2) 電源
ACアダプターとし容量は2A(アンペア=電流の単位。ここではどれだけ電気を流せるかを表します)とします。

(3) ライト数
各部屋平均2個程度。電球数は全部で30〜40個前後(合計電流1.5A以内)です。

(4) 配線器具の選択と収納場所
ACアダプターはコンセント直結なので収納場所は必要ありません。ターミナルは簡易ターミナル方式(2A用)を採用し、これを親ターミナルとしてベランダ下か土台の中の空きスペースに収納します(写真は12V2A用のACアダプターと2A用簡易ターミナル)。

(5) 配線スペース(配線ダクト)
ダミー壁ムーミンハウスには上から下までの配線を通すスペースがないので改造して配線ダクトを作る必要があります。1階を例にとるとキッチンの右端の仕切り壁と外壁で挟まれたスペースを利用します。幅3、4センチのダミー壁を作って貼りつけ(写真参照)、一辺3、4センチの三角形スペースを作りここを配線スペースとします。その部分の天井と床は除去します。

同じ作業を2階3階についても行い上下に(土台部分まで)貫通した配線ダクトとします。

この中に各階ごとの中継ターミナル(銅テープまたは子ターミナル)を置きます。中継ターミナルから親ターミナルまでの配線(幹線)は配線ダクト→土台の中→ベランダ下のルートで通すこととなります。

ターミナル周りのコード中継ターミナルを途中に設ける理由は、もし全てのライトのコードを直接親ターミナルまで持っていくと配線ダクト内も親ターミナル周りもコードだらけになってしまうからです。(写真はライト20個分のコード40本を2A用簡易ターミナルにつないだところ)

配線ダクトに予定している部分の外壁は固定式のようなのでこれも設置前に改造する必要があります。外壁を分割してダクトに接する幅4センチ程度を外側からつけ外しできるようにします。

配線ダクトを作りたくない(大掛かりな改造をしたくない)場合は配線を外壁に出し、ツタなどでカムフラージュする方法もあります。コードが見えても構わないという方はどのようにでも。

(6) コードの配線
幹線(中継ターミナルから親ターミナルまで)については前述の通りです。支線(ライトから配線ダクトまで)はなるべく外から見えないこと、かつ修理取替え時につけ直せることが必要です。そのためライトの取り付け位置はある程度制約されますし、コードの通し方にも工夫が必要ですが致命的な障害はなさそうです。後段で個別に検討します。

(7) その他(スイッチ、ヒューズ、ライトの入手・製作方法ほか)
これらについても後段で解説します。スイッチ、ヒューズは簡易ターミナルには付属していますが、個別(階ごと)の点滅をしたいとか、ターミナルを自作(カスタマイズ)すると言う場合に必要となります。

ライトの選択については基本的にはお好み次第ですが、コードを通せる場所が少ないことを念頭に置かなければいけません。コードを不自然に露出させずしかも修理取替え可能としたければ、使いやすいライトは次の順になります(カッコ内は難易度)。

スタンドタイプ(容易)>天井灯タイプ(中)>壁灯タイプ(難)

スタンドは元々コードが見えても不自然ではないので最も容易です。壁灯はうまく隠せる場所が極めて限られます。詳しくは配線計画のところで説明します。

(8) 作品台
回転する作品台配線とは直接関係ありませんが、ムーミンハウスを載せる45センチ角ぐらいの台を作っておくと作業がやりやすく完成後も陳列運搬に便利です。作品台に載せずじか置きで製作を続けると完成前にあちこち壊れてきます。それに台があれば情景を付け足すのもムーミンハウスを外からライトアップするのも容易です。

さらに写真のようにターンテーブルを下に敷いて回転するようになっていればベストです。D社の動画を見るとムーミンハウスが載っているテーブルごと回転しているのがわかります。

配線計画の概要は以上ですがあくまでも現段階(2018年4月)での一案であり叩き台です。今後配線計画を詳細に検討し模擬配線をして、必要な場合は修正しなければなりません(それが模擬配線の目的だとも言えます)。

レベル的に高い配線計画だと述べましたがレベルを1から5までのランクに分けるとすればレベル4(中級の上)ぐらいです。この通りに製作すればアフターケアも容易で数十年の使用にも十分耐えるはずです。

実現可能とはいえ配線が初めての方にとってはやや難しいかもしれないもの(ダクト改造、パイプ通し、はんだ付けなど)もありますし、費用も相当かかると思われます。必要性、好み、技術力および財布とご相談の上でおすすめください。

照明はつけたいがそんなに難しいことはしたくない(できないわけではないが・・・)という方は適宜不要なものを省略するか折々に紹介する代案を参考にするかしてください。

 

ご質問などがある場合

● ご質問の方法など

解説だけではわからないところがあれば遠慮なくご質問ください。また技術的に難しすぎるようでしたらどんな照明にしたいか教えていただければそれに合った製作方法なり配線方法をご提案します。

ご質問はどんな方法(メール、電話、その他)でされても結構です。配線やライト製作に関するご質問の方がお答えしやすいですが、それ以外の分野でもドールハウス関連のことでしたらわかる範囲でお答えします。

ご質問の際、お名前を明記していただけるとありがたいです。(無記名あるいはハンドルネームでのお問い合わせの場合でもお断りはしませんが・・・以下略)

メールでは質問を文章にするのが大変だということでしたら電話で結構です。回答するのもその方がしやすい場合があります。できれば10:00〜18:00の間でお願いします。メールの場合ご質問の内容によっては該当箇所の写真をつけていただけると手間が省けて助かります。

質問以外のご提案やコメントも大歓迎です。

 

● 他社の商品に関するご質問

他社で購入された商品に関するご質問でもできるだけお答えします。ただし、その場合当方は販売当事者ではありませんので、推測が混じることもありますし回答内容について責任を担保することもできませんのでご承知おきください。

第一義的には購入先に問い合わせされるべきだと考えますが、販売者の中には十分なアフターケアをされないところもあるようなのであまり堅苦しいことは申しません。

 

● 開示について

ご質問の内容(写真を含む)と当方の回答については、個人情報などを除きこの詳細ノートで紹介させていただきますのでご了承ください。

 

このノート公開の経緯

● 経緯

この詳細ノートを公開するきっかけをとなったのはパーツを購入された方からムーミンハウスのことを教えていただいたことで、その後D社のコミュニティサイト(掲示板)をのぞいてみました。

その中の照明関連のスレッドには配線の方法がわからないとかコードを通す場所がないとか様々な議論がありました。よくわからないと思われるのも当然で、このムーミンハウス自体、電飾・配線をするようにデザインされているとは思えないところがあります。

当工房とは関係ないことと言ってしまえばそれまでですが、配線方法やパーツの使い方をよく理解しないまま当工房のパーツを購入してくださる方もいらっしゃるようなので何らかの対策が必要だろうと考えました。

ただ購入される方が何をどう使われる予定かはわかりませんし当方は販売業者という立場なので掲示板に直接投稿するわけにもいきません。そこでその方の勧めもあってこのサイト上で配線計画の立て方やムーミンハウスに合わせた配線方法などを解説、提案することにした次第です。


★ このコンテンツはホームページ「ミニチュアライトの世界(mini-light.jp)」の一部です★

↓↓ 【詳細ノート・ムーミンハウスの配線】 ページ一覧 ↓↓

画像かタイトルをクリックするとそのページに移動(同一ウインドウ)します。

【ムーミンハウスの配線(はじめに)】
ムーミンハウスの配線模型
【概要】この詳細ノートの意図や本格的な(将来にわたって維持修理できる)配線計画案の骨子などを書いています。

  
【配線計画・模擬配線】
配線計画を立てる
【概要】ドールハウスに配線するときはいきなりやり始めると失敗することがあります。まず全体計画を立てる必要があります。ムーミンハウスの構造を理解しながら配線計画を立てていきます。

ムーミンハウス模擬配線
【概要】配線計画で決めたことを模型を使って検証してみます。模擬配線(1)では親ターミナルの設置、配線ダクトと中継ターミナルの設置、中継ターミナルから親ターミナルまでの配線(幹線)を検討します。

ムーミンハウス模擬配線2
【概要】1Fキッチンの天井灯と階段上り口の壁灯を設置します。ライトのコードを見えないようにかつ修理可能(つけ外し可能)な方法で配線ダクトまで配線します。

ムーミンハウス模擬配線3
【概要】1Fダイニングにシャンデリアとフロアスタンドを取り付け、階段下にテーブルランプを置きます。スタンド類はコードのみで配線する方法とコンセント方式を試します。

【配線に必要なパーツ】
2Aアダプターセット
【概要】「配線計画を立てる」でお勧めした配線をするのに必要なパーツのうち当サイトで購入できるものの一覧です。