【オープンギャラリー】 OG-005
ヨーロッパの街

展示整理番号
OG-005
製作者
橋詰 伸一(神奈川県)
作品タイトル

ヨーロッパの街

ジャンル
鉄道模型用ストラクチュア OG005
サイズ
本文参照
スケール
87分の1(HOゲージ)
製作時期
2006年(本文参照)
展示開始
2006年5月
その他
画像ごとの解説は作者ご自身によるものです。

 

【作品の紹介(by 製作者)】

ヨーロッパの街

ドイツのフォルマー(Vollmer)社の鉄道模型用プラモデルと、同じくドイツのブラヴァ(Brawa)社の照明でヨーロッパの街を作り上げました。

縮尺は87分の1とドールハウスよりずっと小さいので、全体が幅102cmのラック内に収まっています。個々の建物は一番高いもので28.5cm、多くは20cm程度です。このため、建物の数を減らせばちょっとしたスペースに似たようなものを置くことができます。

照明は、これも鉄道模型用であるブラヴァ社の街灯、壁灯、門灯など何種類かを配置しました。N用(縮尺160分の1)とHO用を使っていますsが、街灯の高さは3〜4cmで建物のスケールと合っています。小さいにもかかわらず凝ったデザインが施され、赤みがかった発光色がとてもきれいです。

フォルマー社の建物自体が、いかにもヨーロッパという感じですが、照明を加えると一段と雰囲気がよくなります。

フォルマー社のプラモデルは多くの部品を組み合わせて組み立てます。部品の精度が高く、組み立てミスが起きにくいように配慮されているので、こつさえ飲み込めば多くの方がきれいに組み立てることができると思います。

各建物の解説は

http://www003.upp.so-net.ne.jp/hashizume/Talk2/PlaModel.html

をご覧ください。ここでは照明にポイントを置いて説明します。

OG005

(1) ポストオフィス

● フォルマー3765とブラヴァ5357HOx2
● 建物サイズ 22.5x21.0x16.5センチ
● 製作時期 2006年4月

この街の中心になっている建物です。壁に穴をあけて壁灯を2つ取り付けました。

 

OG005

(2)シティホール

● フォルマー3760とブラヴァ4548Nx2
● 建物サイズ 28.5x18.0x12.0センチ
● 製作時期 2006年4月

外からは見えませんが回廊部天井に門灯を2つ組み込んでいます。

OG005

(3)カフェ

● フォルマー3783
● 建物サイズ 18.5x17.0x12.0センチ
● 製作時期 2006年5月

建物内部の照明はキット付属のものです。建物左手の街灯はブラヴァ4534Nです。

OG005

(4)ピザレストラン

● フォルマー3681
● 建物サイズ 12.8x5.2x5.2センチ
● 製作時期 2006年4月

パーゴラのあるピザレストランです。これも照明が標準でついています。

OG005

(5)時計塔

● ファラー180583
● 建物サイズ 12.8x18.0x11.5センチ
● 製作時期 2006年4月

このモデルだけはファラー社のものです。同社からもここで取り上げたような建物が出ていますが、こと建物に関してはフォルマー社の方が気に入っています。

この時計塔は今ひとつぱっとしなかったものが、照明を組み込んだことにより俄然見栄えがするようになりました。外に漏れる光の模様が余りにきれいなのでびっくりしました。

(6)バート・ヴィンプフェン駅

● フォルマー3508
● 建物サイズ 18.5x35.8x18.5センチ
● 製作時期 2006年4月

この写真の裏側がプラットホームになっています。その形が気に入り、単に建造物として置いています。入り口付近にブラヴァの門灯4620Nを2個取り付けてあります。

OG005

(7)公文書保存館、塔、ホテル

● フォルマー3773(公文書保存館)、3850(塔)、3772(ホテル)
● 建物サイズ 20.5x11.0x10.8、6.2x6.2x19.0、22.0x11.0x9.5センチ
● 製作時期 2006年2、3月

これらの建物に照明は組み込んでいません。手前の街灯2灯はブラヴァ4606Nです。

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(8)それでは、部屋の明かりを消して街を夜にしてみましょう。そこはミニチュアライトが支配する夢の世界です。

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(9)

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(10)
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(11)
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(12)

(13)最後は遊園地と合わせた全景です。2階が遊園地、1階がヨーロッパの街になっています。

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【管理人より】

橋詰さんは《オープンギャラリー004》で遊園地の作品を紹介してくださっていますが、今回は新作の「ヨーロッパの街」を投稿していただきました。

鉄道模型のお店に行ったときには、こうした建物を1個か2個試しに作ってみようかと思うこともあるのですが、私には街並として完成させるだけの根気がありません。でも、こうやって街並になり、明かりが点くと、単体のときには感じられない迫力というか存在感がでてきますね。

この街並の前に座って(寝転がって)いると、さぞかし静かでぜいたくな時間が過ぎていくのだろうと、うらやましく思っているところです。

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