【工房作品展示室】 WSG-015
1/48のコテージ2009

展示整理番号
WSG-015
作品名

1/48のコテージ2009

 
QT6401
サイズ
20x30x30cm(高さx幅x奥行)
スケール
48分の1
製作時期

2009〜2010年

その他
 

【作品(製品)の概要】

この作品は2010年に製作した1/48スケールのコテージです。これぐらいの小さいスケールでもシャンデリアをはじめとして多くのライトをつけることができました。

電球のほとんどは3V用の麦球で、一部LEDを使っています。電源は3V用のACアダプターです。

ドールハウスのスケールは12分の1というのが標準的ですが、これは出来上がってみると結構大きいものです。よほど広いスペースがないと置き場所確保に苦労します。その点48分の1だと棚の上などの小さなスペースにも置くことができます。

QT6401

(1) 作品全景

1/48スケールのコテージとその庭という設定で、30センチ角の台枠(作品台)の上に載っています。この台枠の内部は配線スペースとなっています。

L字型コテージ本体のうち左側の大きな屋根の方が主棟です。切妻面に居間の出窓と高窓が見えています。右側に突き出している方は寝室棟です。

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(2)手に持ったところ

作品は30センチ角。片手で持てる大きさ、置き場所に困らないサイズです。しかも軽い。これが1/48の最大のメリットかもしれません。

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(3) 南西方向から玄関を見たところ

玄関が西側にあるという設定です。玄関横には外灯がついています。植栽の陰に白色LEDを置いて建物をライトアップしています。

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(4) 北西方向から見たところ

玄関から左側に回ると北側の切妻面が見えてきます。

こちらは作品の裏側にあたるので、台枠には照明関係のスイッチやコネクターがあります。

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(5)コテージの北側

切妻面の上部に見えているのはロフト(屋根裏部屋)の窓です。

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(6)屋根を取り外したところ

最初の画像と同じ方向から見たところです。普段はこのように屋根を外し、ホコリよけの塩ビ板の屋根をかぶせています。

(7)コテージの内部

手前に見える出窓がある部屋が居間です。梁からシャンデリアが下がっています。

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(8)居間

入口のすぐ右手が居間です。石積みの暖炉に向かい合うようにソファがあり、奥のテラス側にはダイニングテーブルや仕事机があります。

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(9)居間

暖炉に火が入っています。暖炉の右にあるハシゴ段はロフトへ上がるためのものです。

5灯のシャンデリアは3V用麦球で作りました。まぶしさをなくすために光拡散用のシリコンキャップをかぶせています。

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(10)居間

テラスに面した大きな窓のそばにダイニングテーブルがあります。左奥に見えるのは寝室のドアです。

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(11) 居間

出窓の脇にある仕事机です。

スタンドも3Vの麦球で作りました。シェードの直径が約6ミリです。

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(12) 居間

今度は反対側(テラス上部)から見たところです。左奥に見えるのはフロアスタンドです。

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(13) 居間

(12)を拡大したところです。

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(14) 寝室

寝室を南側(テラスの上)から見たところです。右側の赤いベッドスタンドのすぐ上に見えるのは明かり取りの小窓です。

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(15) 寝室

部屋中央のペンダント灯のシェードは花の形をしたアクセサリーパーツです。

ベッドスタンドの赤いシェードはプラスチックパーツに布を貼っています。

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(16) 寝室

北側から見たところ。じゅうたんの向こうの大きな窓からテラスに出られるようになっています。

窓の右手に見えるのはフロアスタンドです。

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(17) 寝室

ベッドの横には長い机があって小さなスタンドが載っています。

(18) キッチン

キッチンを東側から見たところです。流しやガステーブルなども自作です。

中央のテーブルは配膳台を兼ねた作業机。簡単な食事はここで済ませます。

手前に見える白いものは冷蔵庫です。

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(19) キッチン

反対側から見たところです。冷蔵庫は粘土で形を作って白い塗料を塗っただけのもの。

となりの白い物体は作りかけの洗濯機です。

壁灯は3V麦球にシリコンキャップをかぶせたものです。

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(20) バスルーム

バスタブや洗面台は既製品(50分の1のジオラマパーツ)を使いました。

床や壁はプラ板に塗料を塗りカッターでスジをつけてタイル地のように見せています。

バスルームは3Vの麦球1個で明るくなりました。

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(21) ロフト

キッチンとバスルームの上がロフトスペースになっています。

ロフトの床は最初はフローリングにしたのですが、それだと1階が見えなくなってしまうので透明の塩ビシートに替えました。それでキッチンやバスルームが見えています。

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(22) ロフト

反対側から見たところです。ベッドは粘土で形を作り布を貼ったものです。

 

(23) 外回り

建物の切妻面を大きくすると内部は開放感が生まれロフトスペースも作れるのでコテージらしくなります。

欠点としては切妻面の外観がのっぺりしてしまいがちです。高窓は採光目的の他にデザイン上のアクセントという意味もあります。

 

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(24) テラス

テラスはウッドデッキになっています。

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(25) テラス

庭を眺めるための椅子です。

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(26) 居間の出窓の下あたり

玄関脇から直接庭に入る細い通路が見えます。出窓は苦心の作。

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(27) その通路から庭を見たところ

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(28) 玄関周り

外灯も3V麦球1個です。ちょっとした帽子をかぶせたら外灯らしくなりました。

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(29) 配線方法(建物の切離し)

建物本体は作品台に載せているだけで、このように簡単に外せます。こうすると配線や建物の手直しなどの作業をするときとても楽です。

建物の底部から配線の太いコードが出ているのが見えます。

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(30) 配線方法(建物の底面配線)

この作品の配線は銅テープ方式です。建物の底面に銅テープを貼ってライトのコードをハンダ付けしてします。

銅テープから電源部までは太いコードでつないでいます。

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(31) 配線方法(銅テープハンダ付け)

銅テープ方式の長所はこのように狭いスペースでも多くのライトの配線ができること、ライトのコードが煩雑にならずにすむことです。

ハンダ付けが必要ですが銅テープ方式は割合簡単で便利な配線方法です。

(32) 作品の構成

この作品はコテージ本体(左)、地面部分(右)および台枠(中)の3つの部分で構成されています。

写真のように地面部分も取り外すことができます。台枠は配線スペースも兼ねています。内側に見えているのはヒューズとスイッチです。

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(33) 各部分の切離し

地面部分にはライトアップ用のLEDのコードが出ていて台枠とつながっています。

このままだと切り離せないので、コードの途中にコネクターをつけ完全に切り離せるようにしました。建物本体の配線コードも同様にしてあります。

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