【オープンギャラリー】 OG-015
ピノキオ

展示整理番号
OG-015
製作者
江原 望(埼玉県)
作品タイトル

ピノキオ

ジャンル
シャドウボックスジオラマ
OG015
サイズ
18x18x20センチ(高さx幅x奥行)
開口部サイズ
4.5x4.5センチ
スケール
32分の1
製作時期

2010年

展示開始
2010年4月
その他
解説(ストーリー)は作者ご自身によるものです。一部の解説は管理人がしました。
 

【作品の紹介(by 製作者)】

ジェペットさんとピノキオはアンドレアというスペインのメーカーからでているホワイトメタル(鉛)のキットを使っています。

木彫り職人なので工房のなかにはおもちゃなどいろいろなものをつくってならべました。

インテリアを考えるのが一番楽しいですね。箱の右上に穴をあけてLEDのペンライト2本を差し込んだお手軽仕様です。

ある晩ジェペット爺さんは星に願いました。

心を込めて作り上げたピノキオが本当の子供になりますように と・・・。

 

OG015

(1)

OG015

(2)

 

ジェペットさんが眠りにつくと
突然空が輝き、妖精が現れ、
ピノキオに命をさずけてくれたのでした。

 

(3)

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(4)

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(5) (管理人注)

この作品はシャドウボックスというスタイルで作られています。作品はこの箱(シャドウボックス)の中に入っています。

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(6)開口部(4.5センチ角)から覗くとこんな感じに見えます。

(7) (7)(8)(9)は製作過程です。

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(8)

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(9)

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【管理人より】

江原さんは、オープンギャラリー#006でもTAIANという作品を紹介されています。

私が江原さんの作品(実物)を初めて見たのは2005年(平成17年)で、その作品もシャドウボックス形式のジオラマでした。

ボックスの中に入っているジオラマは当然そのボックスより小さいはずなのに、小さな窓(開口部)からのぞくと、ボックスよりずっと大きなものがあるように見えることが不思議でした。

今回の「ピノキオ」も、画像を見ただけでは、これがわずか18x18センチのボックスに入っているとは信じられないほどです。あいにく私はジオラマについて語る術を持ちません(真似ることすらできません)が、そのように見える最大のヒミツが、江原さんのジオラマ製作技術の高さにあることは間違いないと思います。

ジオラマ製作は無理でも、ミニチュア照明に関わる者としては、せめて遠近感とスケール感を強調する「シャドウボックスの構造」と「照明の仕方」は何とか会得したいと思っているところです。

私が照明教室でやろうとしている「明かりの小箱」というのは、実はこのシャドウボックススタイルと真似る試みです。皆さんもこの展示形式に興味を感じられたら、ぜひ一度試してみてください。小さな窓から別次元の世界を見ているような不思議な体験ができるかもしれません。

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