【オープンギャラリー】 OG-017
ディアハンター

展示整理番号
OG-017
製作者
江原 望(埼玉県)
作品タイトル

ディアハンター

ジャンル
シャドウボックスジオラマ
OG017
スケール
32分の1
製作時期

2011年

展示開始
2011年4月
 

【作品の紹介(by 管理人)】

今回の江原さんの作品はディアハンターという映画(1978年)の一場面です。

ここで紹介する画像は2枚だけですが、江原さんのサイト(こちら↓)で他の画像を見ることができます。

ミニチュアライフ http://errorbox.jimdo.com/

ディアハンターは「シャドウボックスジオラマ」という分類に入っています。他の作品もぜひご覧ください。

OG017

(1)

(2)

OG017

【管理人より】

オープンギャラリーで紹介する江原さんの3作目です。

一見この作品には照明が使われていないように見えるかもしれません。確かに照明器具そのものは見えませんし、特別照明が使われている感じもありません。しかしシャドウボックスの中に入っていますから、もし照明が無ければこの作品は真っ暗のはずです。

言い換えると、画像で見られる光の全て、室内の明るさ、板壁や窓から漏れる外の光といったものは全てこの作品の「照明効果」なのです。

普通は、特にドールハウスなどを作るときは、どうしてもシャンデリアとか外灯といった「ライトそのもの」を見せたくなるものです。しかし江原さんの作品を見ていると、間接照明が情景描写のカギだということを痛感します。

ただ間接照明の効果というものは作品を置く場所が明るいとわからなくなってしまいます。微妙な間接照明の効果を生かすためには、展示環境をかなり暗くするとか、江原さんのようにボックス(シャドウボックス)に入れるとかいった工夫が必要になるようです。

シャドウボックスの効用として、遠近感とか立体感が強調されるらしいとは感じていましたが、前作(「ピノキオ」)やこの作品のように、意図した通りの照明効果を出せることもシャドウボックスの魅力だと感じています。

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