【オープンギャラリー】 OG-018
Jazz Bar "My Favorite Things"

展示整理番号
OG-018
製作者
足立 博俊(京都府)
作品タイトル

Jazz Bar "My Favorite Things"

ジャンル
リトルジャマ—ディスプレイボックス
OG018
サイズ
38x87x48センチ(高x幅x奥行)
スケール
約12分の1
製作時期
2013年
展示開始
2013年10月
動画(You Tube)

  Little Jammer Pro
(2013/11/2公開)
 
  Little Jammer Pro
(2013/11/6公開)

その他
画像をクリックすると拡大画像を見ることができます。

【作品の紹介(by 製作者)】

数年前に廃番となってしまったリトルジャマ—を手に入れ、ジャズバーを作製しました。このサイトでコネクター方式を教えて頂き2階部分も照明を入れることが出来ました。

出来るだけリアル感を出したかったのですがスペースに限りがあり、特に2階は奥行が半分ですので平面的になるので椅子や人形に動きを付けて少しでも立体感が出るようにしました。

照明も明る過ぎず暗すぎないように数や色合いを考えて何度か数を調整してちょうどいい感じになりました。

《タイトル》My Favorite Things
わたしのお気に入りジャズの名曲ですが、タイトルにさせて頂きました。この部分は知人にお願いして描いて頂きました。白木に特殊なペンで焼かれています。(画像#1参照)

 

(管理人注)
画像#1〜#14の解説(ストーリー)は管理人(大田)の創作です。#15〜#20の解説は作者ご自身によるものです。

OG018

(1) Jazz Bar "My Favorite Things"へようこそ

今日はオーナーに代わって管理人(大田)がご案内します

OG018

(2)では中へどうぞ

さっきステージが始まったばかりですよ

(3) 飾り気なく素朴に

ときには誇らしく

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(4) あるいはしんみりと

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(5)音楽も素晴らしいけど、ここの照明もいいでしょう?

この店の隠れた自慢なんですよ

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(6)だいぶん盛り上がってきましたね

何か飲みませんか?2階のバーに行ってみましょう

OG018
OG018

(7)初めて来たのに懐かしいような感じがするですって?

ええ、古いお店ですからね

いろんな人の思い出がしみこんでるんですよ、きっと

OG018

(8)いらっしゃいませ 何をお作りしましょうか

そうだな、じゃあバーボンをオンザロックで

OG018

(9)こうやって聴いていると時間を忘れそうですね

OG018

(10)ジャマ—たちの影が不思議にゆらめいて・・・

え?少し酔いましたか

(11) どうやら最後の曲のようです

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(12) 体に染み入ってくる音と

OG018

(13) 魂の歌声を聴きながら

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(14) 今夜はこのあたりでお別れです

Good Night

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ここからは作者ご本人に解説していただくことにしましょう。

製作過程も見せていただきました。

 

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(15) 1階の照明は白色、青、赤、ろうそく色の4つのスポットライトを使用。それぞれのライトの数が少し難しかったです。

白色はステージを明るくするのに有効ですが数が多すぎるとバックのカーテンライトが白ボケしてしまいます。その他の色で白色の明るさを保ちながら強い光を和らげられたと思います。

OG018

(16) 前面からのスポットライトを自作してみました。これによりカーテンライトにジャマ—達が演奏する動く影が映りさらにリアルに見えてきます。

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(17) 1階の壁は壁紙ではなくステンシルとレンガ材でリアルにしてみました。

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(18) 2階はあくまでバーらしく電球色で間接照明のイメージで仕上げてみました。

配線は開閉式のボックスのためもう一枚壁を張りコネクター方式で仕上げました。

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(19) ジュークボックスはアダプターの差し込み部がどうしても壁の裏には収納出来ず壁に穴をあけ外からコードを差し込むようにしました。

OG018

(20) カウンターはどうしても照明を入れたかったので3ミリのLEDを3個入れてみました。

Jazz Bar "My Favorite Things" のひととき、いかがでしたか?

ぜひまたいらしてください。今度は恋人とお二人で。

【管理人より】

これは「光と影のジオラマ」と呼んでもいい作品ではないでしょうか。もっとも実際には光りと影の他にもう一つ「音」も加わっているのでしょうが。

「リトルジャマーに照明をつけたい」というメールを足立さんからいただいたのは今年(2013年)7月のことでした。このオープンギャラリーの「リトルジャマー用ライブハウス(OG-014)」をご覧になったようでした。

その後スポットライトなどを購入していただいたのですが、それから2ヶ月ほど経った10月初めに、足立さんから作品完成の報告と画像を受け取ったのです。

その画像を拝見してとても感動しました。全体の光と色のバランスはもとより、カーテンや壁に映るジャマ—の影やカウンター内部の光の効果といった細部まで、とてもよくできていたからです。

後で知ったところでは、本物のJazz Barに何度も足を運ばれたりしたのだそうです。いや、それにしても・・・。

作品の画像をぜひオープンギャラリーに乗せたいとお願いしたところ快諾していただきましたが、画像の選択や構成はこちら(大田)がやることになりました。

どういう風に構成しようかと考えながら画像を見ているうちに、私自身がこのお店を案内しているような錯覚に陥り、それでこのようなストーリーをつけてしまったのです。

勝手な脚色をしたので気分を悪くされるのではないかと心配しましたが、「すごく面白い」といってこれまた快諾していただきました。そればかりでなく、ステージだけを暗くした写真を撮ってほしいとお願いしたところ、見事な工夫で特殊撮影(14の画像)をしてくださいました。

振り返ってみると、この展示はライト(の一部)を私が作り、足立さんが作品作りと撮影をされて、私がストーリーをつけるという、実に奇妙で楽しいコラボレーションとなったのです。

ところで今回の展示から拡大画像も見られるようにしました。皆さんもぜひお好きなお酒と音楽を用意してご覧になってみてください。Jazz Bar "My Favorite Things" にいるような気分に浸っていただけたら、管理人としては嬉しい限りです。

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